乗馬ライセンスとは? 5級?4級?3級?  C級?B級?

乗馬を始めたばかりの人で、所属している乗馬クラブから「とりあえず乗馬ライセンス5級を目指しましょう!」とか、「次は4級を目指しましょう」とか言われている方は多いと思います。

そもそも乗馬ライセンスって取る意味あるの?なんて思っている方もいると思います。

正直、取る意味ありません!

なんて言うと乗馬クラブや協会から怒られてしまうかもしれませんが、乗馬をする人の目的によっては取る必要はありませんとだけ言っておきましょう。

今回は乗馬ライセンスのことについて自分なりにまとめてみましたので、よかったら参考にしてみてください。もしかしたら規定の変更などで内容が違っているかもしれませんので、詳しくは所属の乗馬クラブなどでしっかりと確認してください。

乗馬技能認定(乗馬ライセンス)の仕組み

こちらは乗馬ライセンスの全体図になります。乗馬スタイル別に色分けされていて左の茶枠がウエスタン、真ん中のオレンジ枠がエンデュランス、右の青枠がブリティッシュになります。

ウエスタンとブリティッシュは5級から始まり4級、3級と受験していきます。エンデュランスは前のそれぞれ3級を合格したらエンデュランス3級を受験出来るようになります。

乗馬を始めたばかりの人は5級取得コースのレッスンを受けた方もいるのではないでしょうか?入会前にこのコースをお試しでやられている方も多いと思います。

薄い矢印が昇級先(次に受けれるライセンス)となります。

それでは濃い矢印は何?って思いますよね。移行と書いてあってその矢印を辿ると今度はB級って出てきています。その隣りには日本馬術連盟って書いてあります。

お気づきかもしれませんが、日本の乗馬界には「全国乗馬倶楽部振興協会」通称「全乗振」と「日本馬術連盟」通称「日馬連」という2つの組織がありそれぞれライセンスが存在しています。

なんでそれぞれライセンスがあるのか解説していきますね。

全国乗馬倶楽部振興協会(全乗振)

本協会は、馬事振興及び乗馬普及を目的として、乗馬クラブの施設の設備や指導員の養成、適切な調教による馬作りを通して、誰もが安心して乗馬を楽しめるように、組織のネットワークを全国に広げています。

全国乗馬倶楽部振興協会㏋より引用

この言葉にある通り、乗馬普及に力を入れていることが分かります。乗馬を楽しめる方を増やすために適切な設備、指導、調教に力を入れ少しでも乗馬人口を増やすことを目的とした組織になります。

そういう組織のライセンスということで、初心者から参加出来るライセンスとなります。

ただこのライセンスはライセンスを利用して何か仕事をしたり、競技に出場したりすることは出来ません。あくまでも乗ってる方がどれだけの技術があるのかという目安になります。

乗馬倶楽部振興協会HPhttps://www.jouba.jrao.ne.jp/

日本馬術連盟(日馬連)

主催・公認競技会に出場するために必要な騎乗者資格や審判資格等の競技運営上必要な資格の認定、主催・公認競技会に参加する馬匹の登録等馬術に関する業務を行い、スポーツとしての馬術の魅力を多くの人に伝えて普及を図るとともに、馬術を通じての国際親善に寄与しています。

日本馬術連盟HPより引用

競技とか馬術という言葉を使ってることが多い文章ですよね。

こちらの組織は競技に関する普及をしている組織になります。

初心者の方には競技自体のイメージがまだ湧かないと思いますので簡単に説明しますとこの日本馬術連盟のライセンスがあると主催する公認競技会に出場することが出来ます。

要は競技にどんどん出たいと思う方はこちらのライセンスの取得を目指していきます。

日本馬術連盟HPhttps://www.equitation-japan.com/index.php

2級→B級に移行

そこで先ほど出てきた移行という言葉覚えていますか?

全乗振で2級のライセンスを取得したら、日馬連のB級へ移行することが出来ます。

初心者の内に全乗振のライセンス5級、4級と取得していきクラブや地域の小さい競技会には出場してきたけど、いよいよ本格的に競技で日本のランキングを目指すぞって思ったら2級まで目指して日馬連のB級に移行するという段階に入っていくといいかと思います。

私自身も、全乗振の障害2級まで取得し日馬連のB級に移行しました。

ただ競技出場を目指している方以外はあえて資格取得を目指さなくてもいいと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

最初に言った通り、のんびり乗馬ライフを送りたい方、ちょっとした息抜きに乗馬クラブに通いたい方はライセンスをとる必要はありません。

ただ乗馬のライセンス取得を目指すとその為に努力して騎乗技術の向上が早くなりますし、目標があった方が乗馬も続けらやすいと思います。

もちろんガンガン競技に出場したいかたはB級取得を目指しましょう。

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