こんにちは
初めて乗馬体験しようとしている方に予約から体験までのおおよその流れを分かりやすく解説しますね。
体験予約
まず、気に入った乗馬クラブが見つかったら体験予約をしましょう。
予約は基本的に電話予約になります。ネット予約はじゃらん等の旅行サイトに掲載されている観光向けのクラブであればそこから可能ですが、大抵の乗馬クラブは電話予約です。
電車で向かう方ですと最寄りの駅から送迎バスを出しているクラブもありますので、利用したい方はそちらも電話で確認してみてください。
持ち物・服装
持ち物、服装も気になりますよね。
体験乗馬の場合は下は長ズボン上も出来れば長袖シャツの方がいいですね。半袖ですとケガの危険もあるので長袖をおすすめします。
乗馬用の長靴を準備してくれるクラブもありますが運動靴であれば問題ありません。その際チャップスというふくらはぎに巻く革製のカバーを貸してくれるクラブもあります。
チャップスは体験乗馬であればなくても大丈夫がそこは乗馬クラブの方針に従ってください。
ヘルメットは必ずクラブが準備してくれていますので、長袖、長ズボン、運動靴であれば持ち物は特に必要ありません。
稀にヘルメットを被らないクラブもありますが、体験乗馬でその様なクラブの入会はやめておいた方がいいですね。
近年、海外の馬術選手が練習中にヘルメットを被らずに騎乗し、落馬して頭をぶつけて即死したという事例があります。
その様な事故があってから、業界全体でプロも騎乗時は練習であろうがヘルメット着用の流れが根付いてきています。
万が一の為にもヘルメットは必要ですね。
レッスンの人数
電話予約する際に聞いて頂きたいことが一つあります。
マンツーマンレッスン、複数人レッスンなのかということです。
大手のクラブですと、体験される方も多く土曜、日曜は大体が複数人レッスンになります。
正直、体験乗馬から複数人でやるクラブは、会員になったら部班メインのレッスンになっていきます。
決して部班がすべて悪いとは言いませんが、技術を習得するうえでマンツーマンに比べて部班だと時間が掛かってしまい、クラブでマンツーマンレッスンを希望すると追加でお金もかかってしまうことにもなります。
ちなみに部班とは一頭、一頭が列になって並び、インストラクターの指示に従って馬を誘導させるレッスンになります。大勢で騎乗するので他の人の騎乗姿を見て勉強にもなりますが、どうしても細かい指導を受けづらくなってしまいます。
また、馬も生き物ですから前の馬が走ったらそれに釣られて走り出したりと、騎乗する人の合図がなくても同じように動いたりすることがあります。そうすると部班では上手く走っていても、マンツーマンだと上手く誘導といできないというケースがよくあります。
わたしは少しずつ上手くなればいいやーとか、のんびり楽しみたい思っている方は全然部班でも問題ありませんので、あなたの乗馬スタイルに合わせて探してみてください。
乗馬クラブに着いたら
当日乗馬クラブについたら、レッスン風景やクラブの雰囲気を感じながらクラブハウスに向かってください。
予約した旨を伝え、スタッフの指示に従いながらレンタル品の長靴やヘルメットを着用します。
準備が出来たら、騎乗馬とご対面です。
馬は臆病な生き物です。大きな物音や、大きい動きのあるものには驚いてしまいます。
静かに近づき、馬をなでる時は首元か、頭の正面をやさしく撫でてください。その際、馬の正面には立たないでください。
馬の目は顔の側面についています。自然界で肉食動物から逃げる為に馬の視界は340度の方向が見えると言われています。残りの10度が真後ろでもう10度が真正面です。
真後ろは蹴られるから近づいちゃダメだよーと言われたり、動画等で蹴られるシーンを見たことがあると思いますが、真正面はあまり知られていません。急に真正面に近づくと馬が驚いてしまうかもしれませんのでなるべく斜め前の位置に立つよう心がけましょう。
乗馬体験
いよいよ騎乗です。
馬によろしくねーと声を掛けながらインストラクターの指示に従い、騎乗します。
きっと目線の高さに驚かれると思いますが、不安は馬に伝わります。なるべく堂々と馬に乗ってください。
体験乗馬の馬は慣れていてあまり怖がらないですが、「うわー」とか「こわーい」とか大きい声を出さないでくださいね。何度も言いますが、馬は臆病な生き物です。大きい声にビックリしてしまうことがあります。
発進は「かかと」で馬のお腹をポンポンと蹴って合図を送ります。
乗馬体験の馬はおとなしいので初心者の方は少し強めに蹴っても大丈夫です。分かりにくい合図ですと馬も戸惑ってしまいますので、指示は分かりやすく合図を送ることです。
手綱(たづな)という馬の口につながった紐を両手で持っていると思います。その紐をゆっくり腰の方に引くとにブレーキが掛かり停止します。
インストラクターのお話を聞きながら、何周かゆっくり歩き、発進と停止を繰り返すと思います。その間に肩の力を抜いてリラックスし、馬の背の揺れに身を任せていきましょう。
慣れてきたら馬を右や左に誘導させて行きます。右に曲がるときは右手の手綱を右に開き、左に曲がるときは左手の手綱を左に開きます。
そうすると馬の顔が曲がりたい方向に引っ張られて進んでいきます。この時に手綱がある程度張っている状態でないと曲がっていきません。手綱がブランブランしていると馬の口に伝わらず、馬が引っ張られるということが分からないまま真っすぐ歩いて行ってしまいます。
一通り誘導が出来たら、少し馬を走らせていきます。先ほどポンポンと馬のお腹を蹴ったと思いますが、更にポンポンと蹴っていきます。そうすると段々歩くスピードが速くなり次第に走り出します。
1,2,1,2というリズムで走ります。この時にかなり大きい振動が断続的に自分のお尻に当たって座っているのがつらい状況になっていきます。それを和らげるために馬の上で立ったり座ったりする動作を行うのですが、始めて馬に乗った方でそれが出来る方はなかなかいないので出来なくても気にしないでください。
それでは最後に馬から降ります。降りる前にありがとうと声を掛け、首元をポンポンと触って愛撫してあげてください。馬も生き物ですから頑張ってくれたら褒めてあげましょう。それから、インストラクターの指示に従って降りてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?なんとなく乗馬体験のイメージはつきましたか?少しでも不安が解消されていればうれしいです。
- まずは乗馬クラブに電話予約。観光サイトに載っているクラブはネット予約可。送迎バスも確認。
- 服装は長袖、長ズボン、運動靴。乗馬用品はレンタル品。ヘルメットは着用必須。
- マンツーマンレッスンは上達早いがあなたの乗馬スタイルに合わせて。
- 馬は真正面と真後ろが見えない。近づく時は斜め前からゆっくりと。
- 馬の上で大きい声を出さない。
- お腹をカカトでポンポン蹴ると発進。少し強めに。
- 手綱を腰の方に引くと停止。右に開くと右へ、左に開くと左へ。
- 1,2,1,2のリズムで立つ、座る。出来なくても気にしないでOK。
- 最後は馬にお礼を言いましょう。
馬は人間にとても尽くしてくれています。乗馬というレジャーは馬がいないと成り立ちません。自分が乗って楽しむことはもちろん大事ですが、楽しんだ後は馬と触れ合い感謝の気持ちを伝えましょう。
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